カール・グスタフ・ユング(1875-1961)は、スイスの心理学者・精神医学者で、分析心理学の創始者です。牧師の子として生れ、チューリッヒ大学で医学を学んだ後、フランスに留学し、催眠療法の研究で有名なジャネの下で学びました。
帰国後、連想実験により一躍有名になったユングは、1906年にフロイトと知り合い、フロイトらとともに精神分析学の発展に貢献しますが、方向性の違いから独自の道を辿ることになります。
そして、独自の分析心理学を創始するに至りました。
ユングは、精神疾患者らの話すイメージに何らかの共通点があり、それらが世界各地の神話や伝承と合致する点が多い事に気がつきます。そして人間の無意識の底には、人類に共通する集合的無意識が存在すると考えました。ユングの残した様々な功績(「タイプ論」、「集合的無意識」、「元型」、「夢分析」、「シンクロニシティ」等々)は、NLPの開発者や発展に大変大きな影響を及ぼしました。
Carl Gustav Jung Documentary Pt. 1 of 2

Carl Gustav Jung – Transference and Archetypes
