NLPスキル – サ行
スウィッシュパターン
スウィッシュパターンとは、サブモダリティの変化を活用し、望ましくない行動のイメージを一瞬にして新しい行動のイメージに変化させることで、自分自身の反応を変えていくスキルです。
スウィッシュパターンはある状態A(望まない行動や習慣)のイメージを変換し、望む状態の新しいイメージに切り替え、望まない状態Aに対する自分の反応を変えていく手法です。
これにより、望まない状態Aは、新しい望む状態Bへのトリガー(引き金)となります。
スウィッシュパターンには、視覚を中心に行うものや聴覚のイメージを変えていくものなど、様々に手法があります。
活用例としては、以下があげられます。
・悪癖の改善 (イメージを変える)
-甘いものを食べる自分 → ジョギングする自分
-2度寝してしまう自分 →1度ですっきり爽やかに起きる自分
-タバコを吸ってしまう自分 →深呼吸している自分
・思い出すと嫌な感じを得る事柄(人)のイメージを変える
-特定の病気のイメージ → 健やかに散歩しているイメージ
・ネガティブなイメージをポジティブなイメージに変える
-自分が緊張してプレゼンしている姿 → 堂々とにこやかにプレゼンしている姿
参照スキル(用語)・ワーク
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6ステップリフレーミング
6ステップリフレーミングは、「やめたいのに、やめられない行動」や「やりたいけど出来ない行動」などの、自分の葛藤となっている、習慣や行動、感情などのパターンを変更させるモデルです。
パート(自分の体の無意識的部分)と対話をしながら、問題となっている「行動」の肯定的「意図」を探り、より高次の代替案(選択肢)を探っていきます。ポイントは、「行動」と「意図」との分離を行うことです。
参照スキル(用語)
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視線解析(アイ・アクセシング・キュー)
目と脳は非常に密接な関連があります。「見る」という行為は、目の働きではなく、目と脳の連携にあります。
「目は口ほどにものを言う」と言われるように、目の動きのパターンを観察することで、相手が脳の中のどの部分にアクセスしているかの手がかりがつかめます。
ある事柄を、画像(イメージ)捉えているのか、音で捉えているのか、感覚で捉えているのかというヒントです。
それによってどのように接するのが良いかがわかってきます。
これらの目の動きは、側部眼球運動 (LEM-Lateral eye movement)と呼ばれ、NLPでは、これらを視線解析(アイ・アクセシング・キュー eye accessing cues) と呼んでいます。
これらの眼の動き(上下左右斜め)は、世界中の多くの国、人々に見られ、同じような思考プロセスにつながるキュー(ヒント)になります。
- 右上への動き → 創造された視覚情報(イメージ)にアクセス
- 左上への動き → 記憶された視覚情報(イメージ)にアクセス
- 右水平への動き → 創造された聴覚情報(創られた音)にアクセス
- 左水平への動き → 記憶された聴覚情報(音)にアクセス
- 右下への動き → 身体感覚情報(イメージ)にアクセス
- 左下への動き → 内的対話(自分自身との対話)
*上記のアイ・アクセシング・キューは誰にでも当てはまるものではありません。
全く目が動かない人や、上を向いたりする人、逆に動く人など、異なったパターンの人もいます。
また、左利きの人は逆になるかもしれません。
相手をよくキャリブレーションすることでその違いの癖を見つけておくことが必要です。
参照スキル(用語)
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サブモダリティ
サブモダリティとは、五感の構成要素のことです。
私たちの『体験・経験』は、五感を通して認識し記憶保存されていきます。
この体験は更に詳細な構成要素に分けることができます。NLPではこれをサブモダリティ(従属要素)と言います。
視覚(画像)のサブモダリティ-:色(カラー/白黒)、明るさ、大きさ、形、鮮やかさ、コントラスト・・・
聴覚(音)のサブモダリティ-:音量、音程、テンポ、スピード、方向(ステレオ/モノラル)・・・
感覚(身体感覚、臭い、味):場所 、圧力、温度、湿度、質感、強度、重さ・・・・・・
私たちが『体験・経験』を思い出す時には、これらのサブモダリティレベル
に構造化された、事実とは異なる、自分の地図に描かれた記憶を呼び起こします。
NLPにおいてサブモダリティが重要な役割を担う一つは、自分で描いた記憶を
サブモダリティを通して、変えていけることです。
外部刺激 →知覚 →記憶 →解釈
この解釈を変えるために、サブモダリティを変化させ記憶と知覚を変化させていきます。
サブモダリティを活用すると、例えば以下のようなことが可能になります。
・望む未来を自分の望むように生き生きと作り出すことができる。
・過去の嫌な体験の記憶認識を、自由な形に変えて、現在を良い状態に変えていける。
・苦手な人や関心のない人の印象を変えて、自分の反応を変えることができる。
参照スキル(用語)・ワーク
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サークルオブエクセレンス
サークルオブエクセレンスとは、目の前に円(サークル)をイメージして、視覚と空間をアンカーを用いて心身状態を変化させるスキルの1つです。
エクセレントな状態に、いつでも自由になることができます。
空間や場所を使った「スペースアンカー」の1つの方法です。
参照スキル(用語)・ワーク
より詳しい内容はこちらをどうぞ→DVD版「2日間速習NLP」